8図
ドーモ。皆
=サン。

茸社長です。

 

回想録も途中ですが、なかなかに興味深い記事をネットで見つけたので、それについて記事にしたいと思います。

 

東証一部上場企業であるカネカが、男性従業員が育休復帰直後に転勤指示&退職勧告を出したことで大炎上しております。


図7

ツイッターの投稿者は会社名を明記していないので、当初本当にカネカなのか確定はしていませんでした。

しかも、投稿者側からの一方的な情報しか入ってこないので、事実がどうかもわかりませんでした。

 

そんな中、カネカのホームページのトップページがサーバーダウンします。
今回の件でアクセスが集中したためだと思われていましたが、なんと隠蔽工作でありサーバーダウンを装った火消しだということが判明しました。

 

さらには、サイトから育児休暇に対する企業理念を削除するという暴挙に出ます。
まるで事が事実であると認めたようなものです。

 

こうした煽りを受け、株価も大暴落
5月末には3,750円ほどあった株価が、6月頭にはストップ安の3,620円からのスタートとなりました。

今後どうなりますかねぇ。
というか、このネットや
SNSが発達した現代において火消しというには対応があまりに雑すぎる。
何を考えていたのでしょう。

 

株価はともかく、今の世の中転勤や育休などは社員だけでなく就活生にとって最も気になることではないでしょうか。
内定辞退者なども多く出そうなネタであり、カネカはしばらく試練の時を迎えそうです。

 

さらには、育休明けに転勤内示は倫理的にはともかく仕事であるので仕方がないところもあるのかもしれませんが(それでも急なので報復人事の意味合いがあるかもしれませんが)、有給消化が認められないのは完全に法律違反です。
「カガクでネガイをカナエル」会社らしいですが、社員のネガイはカナエテくれないようです。

「家を建てたら地方転勤」というのは、都市伝説として昔から話はありましたが、色々対応がブラックです。
本当に最初から「育休を取った奴はこうなるぞ」的な見せしめだったのではないかと疑いたくなります。

 

育休問題や転勤は働く上でとても大きな問題です。

というより、そもそもネットや流通が全国的に発達した昨今、転勤自体が時代遅れと考えられるようになってきています。

ある調査では、現役会社員の約8割が、就活生では約6割が「転勤なし」を希望しているようです。

 

実際、大企業の中にも転勤を廃止する企業が現れてきています。

312日に放送された「クローズアップ現代+」(NHK)では、その代表例として保険会社大手のAIG損害保険」を挙げています。

 

同社では、今年4月から「本人が望まない転勤」を全てなくすと宣言しています。

かつては転勤の有無で昇給やら昇進やらに差が付くのが当たり前でしたが、その差が付かないようです。

 

人手不足が顕著な昨今、新卒にしろ中途にしろ、良い人材を発掘するのが難しくなってきている中、転勤を廃止して社員の生活に負担を掛けることを良しとしない会社はこれからも増えていくでしょう。

 

参ったことに転勤というのは、完全に企業側の気まぐれであり、どんな理不尽な理由であっても、社員に転勤を拒否する権利はないのです、法律的にもです。

 

こうした状況で、企業の方から「転勤は廃止する!」と宣言してくれるのは会社員にとって歓迎すべきことだと思います。

 

ちなみに私も原則転勤なしの勤務体系となっています。正直転勤なんてやってられないですからね。

 

オタッシャデー!

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