茸社長です。
7月11日のNYダウは、初の27,000ドルを突破し最高値を更新しました(数日遅れの記事UPですが…)。
終値は27,088.08ドル!!
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「貿易摩擦をめぐる不確実性や世界経済への懸念が米経済の重しとなり続ける」などと証言したことで、FRBの利下げ期待が膨らんだことが理由として考えられます。
NYダウは7月3日、9カ月ぶりに最高値を更新したばかりでした。
引用:楽天証券
さて、突然ですがNYダウのチャートです。
細かく上下はしていますが、長期的には綺麗な右肩上がりです。
この十年間で、株価は約3.3倍にまでなっています。
まぁ十年前がサブプライムショック、リーマンショックなどで、ド底値だったとはいえ驚異的な株価の回復と上昇と言わざるを得ません。
一方で、日本株はどうなっているのでしょうか?
引用:楽天証券
10年前は9,000円前後、現在は21,000円前後なので、約2.3倍になっています。
意外と健闘していますね。
チャートを見てみると、ちょうど第2次安倍内閣が発足した辺りから、株価が伸び出しているのが分かります。
いわゆるアベノミクスです。
とはいえ、これを見ただけで「ほーん、じゃあ投資先は日本だけでええか(ハナホジ-」と考えるのは些か早計でしょう。
この10年チャートでは善戦しているように見える日本株ですが、直近を見ると伸び悩んでいます。
米中の貿易戦争や韓国との関係悪化が影響しているようです。
「アメリカが風邪を引くと日本は肺炎になる」という言葉があります。
日本と米国は政治や経済の関係が非常に強いため、アメリカが不況や株価暴落などに見舞われると、日本はそれ以上の影響を受けてしまう事を揶揄する言葉です。
貿易戦争に関しては、当事国ではないにも関わらず、米国以上に影響を受け株価が足踏みしています。
より長期で見るとさらに目も当てられない状態になります。
日経平均の史上最高値は1989年に記録した38,915円87銭です。
それから諸々のイベントを乗り越え、アベノミクス景気に突入してもなお株価は2万円強。
何とも言えません。
これから少子高齢化が益々進行し、経済成長も見込みにくい我らが祖国は、果たして日経平均の最高値を更新する日は来るのでしょうか。
これらを鑑みて、資産運用を考える皆々様はどうお考えでしょうか?
やはり今後も株価上昇が期待できるところに投資したいと思うはずです。
自分が生まれ育った国だからと、日本に入れ込むのではなく、世界最強国家アメリカを重要視するべきだと私は思います。
さて、日本から米国に投資するには大きく2通りの方法があります。
1つ目は個別株、もう1つは投資信託(ETF含む)です。
個別株については銘柄選びが難しいという方もいると思います。
インカム狙いかキャピタル狙いかで目的となる銘柄は変わるでしょう。
脱線しますが、思えば米国株でデイトレードしている人を余り見ませんね。
やはり手に入る情報が日本株に比べて限られるからでしょうか。
話を戻して、個別銘柄はハードルが高いと言う方にお勧めなのがNYダウやS&P500などに連動するインデックスファンドです。
有名どころで言えば、
・iFree NYダウ・インデックス
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド、辺りでしょう。
これらなら、数十から数百以上の企業をまとめて購入したことになるので、例え1社や2社倒産しても影響が小さく、資産価値が低下するのを抑えられます。
(そのかわり基準価額の上昇も個別銘柄より抑えられますが)
個別の株価を気にする必要がなく、指標が上がれば資産が増えるというわかりやすさや自動積立が出来る点が魅力です。
上記3投信は、つみたてNISAに対応しているという点も良しです。
今後、資産を円だけで持つのはリスクが高すぎますし、先進国の中で唯一人口が増え続け、経済成長率の高い米国への投資は、老後資金を手にする有効な手立てになるはずです。
オタッシャデー!
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