茸社長です。
さて台風10号が西日本を横断しましたが、皆さん御無事だったでしょうか?
私が住む神戸は、幸い大した被害は出ませんでした。
(我が家付近しか知りませんが)
今回は西日本以西が被害地としてメインでしたが、こと日本に住む以上、どこに居ても台風を始めとした災害の危険は身近にあります。
安全な場所に住みたい、災害に巻き込まれないところに住みたいというのは、日本人にとって大昔からの課題の一つではないでしょうか?
真面目な話、絶対安全と言えるような場所は無いんじゃあないかぁと思います。
日本に居る限り自然災害は付き物です。
海外なら限りなく災害の少ない国・地域はあるかもしれません。
(それ以外のリスクが大きいかもしれませんが)
そこで重要となってくるのが「避難」です。
災害が発生すると、自治体から様々な情報が発信されて、ニュース速報などを通じて私たちはそれらを知ります。
それらの情報を基に、いつ・どこに避難するか、しないかを判断することになります。
とはいえ、発信される情報にはイマイチ分かりにくいものもあり、正しく意味を理解できている人も多くはないのではないでしょうか。
今回は、その情報がどういうときに出され、何を示しているのか、まとめていきたいと思います。
避難については以下の3つの発令事項があります。
避難準備・高齢者等避難開始
避難勧告
避難指示(緊急)
それぞれについて説明していきます。
(細部は各自治体によって異なるところもあるようです)
避難準備・高齢者等避難開始
3つ発令事項の中では一番緊急性の低い情報に当たります。
発信された情報をよく吟味し、とりあえずいつでも避難が出来るように準備する、高齢者などの避難が容易ではない人達は早めに非難を始める、と言ったことを呼びかけるものとなります。
河川の増水、海岸通り、土砂崩れが予想される付近に住む方は、避難の開始、およびその準備を整えるようにしましょう。
避難勧告
避難準備・高齢者等避難開始の次に重要な情報です。
災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合に発令されます。対象地域の住民に避難を勧めるが強制力はありません。
しかし、これが発令された時点で相当危険なため、早めに非難を開始するべきです。
ただし、避難のために移動する方が危険な場合は(暴風や浸水など)、より安全な行動を取るようにしてください。
上にも書きましたが、強制力はないので無視しても罰則などはありませんが、あえて無視する理由もありませんし、面倒がらずに安全第一を意識するようにしましょう。
避難指示(緊急)
「避難勧告」の状況よりも、さらに災害の危険が切迫している場合に発令されます。
避難勧告に従ってすでに避難した人は、迅速かつ確実に避難を完了する必要がありますし、まだ避難していない人はすぐに避難を開始しなければなりません。
2017年1月に内閣府が作成した「避難勧告等に関するガイドライン」では、既に災害が発生していてもおかしくない極めて危険な状況となっており、未だ避難していない人は予想される災害に対応した指定緊急避難場所へ避難する、あるいは指定緊急避難場所への立退き避難はかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合には、「近隣の安全な場所」への避難や、少しでも命が助かる可能性の高い避難行動として、「屋内安全確保」を行うよう求められています。
この「避難指示」は市区町村長からの実質的な「命令」であると認識し、出来るだけ早く近くの避難所や安全な場所に避難しましょう。
これらの情報は活用するかしないかで、冗談抜きで命に係わります。
情報の把握に努め、積極的に行動することが大切でしょう。
オタッシャデー!
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