茸社長です。
私を含め、インデックス投資を行っている人は多く居ます。
iDeCo、つみたてNISAといった制度が出来てから、それらを利用する人が激増しているはずです。多分
さて、そんなインデックス投資ですがインデックスファンドと言っても、投資対象は様々です。
大雑把に分類すれば、国内(日本)、先進国、新興国のものがあり、さらにそれぞれの株式、債券、リートに分けられます
細かく言えば、コモディティなんかもありますが、これはまぁ置いておいて。
債券やリートに投資している方も多いでしょうが、私自身はほとんど株式に投資しています。
やはり圧倒的に割合が高いのは先進国株式、特に米国株式です。
ここ数年でのパフォーマンスは米国が突出しますし、その恩恵で先進国株式も悪くありませんから。
実際つみたてNISAでは米国株がメイン、iDeCoでは先進国株式一択です。
他の方も、先進国株式をメインに投資している方が一番多いのではないでしょうか?
私の場合、国内株にはあまり期待はしていなので必然海外株が多くなっていますが、今回は「では新興国株式はどうなの?」って話になります。
つみたてNISAでは米国株メインですが、一部新興国株式(eMAXIS Slim 新興国株式インデックス)も積み立てています。
あとは、別に積み立てている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」に組み込まれている分を含むぐらいです。
新興国株に投資する投資信託で最も使用されている指標は、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」だと思います。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、新興国の株式を対象とする株価指数として最も代表的なものです。
米国のMSCI社(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が算出しています。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、MSCI社が新興国と認定する24ヶ国の大型株と中型株730銘柄で構成されており、全世界の株式市場の時価総額の約10%をカバーしています。
国別構成比率(2019年5月時点)

MSCI以外にFTSEの指標もありますが、違いはMSCIは韓国を新興国としてしていて、FTSEでは韓国を先進国として定義しているぐらいと思って構わないと思います。
さて、そんな新興国株式に投資する狙いとしてよく言われるのは
・人口も多く、豊富な労働力に恵まれている
所謂人口ボーナス
・新興国の企業は成長性が期待できる
新興国は成長余地が先進国より大きいから新興国の企業についても業績の成長余地が大きい
・分散性のため
将来成長する地域は分からないため、新興国株にも投資する
・単純に割安だから
新興国市場は株価の変動幅(ボラティリティ)が先進国市場よりも大きく、また世界の景気が悪くなると先行して新興国が下がるため、割安になるタイミングも先進国よりも多い
逆に新興国が不要だと言われる理由は
・人口ボーナスに疑問
人口ボーナス分はすでに株価に織り込まれているから、これが大きく作用する要因にはならない
・価格変動リスク(ボラティリティ)が大きい
先進国株式よりも新興国株式の方が価格変動リスクが大きい傾向がある。値上がりする時は大きく上がるが、値下がりする場合は想定していた以上に大きく下がる時がある
・先進国は新興国にも事業を行っている
先進国の企業は、自国だけでなく新興国を含む世界中で事業展開しているため、先進国に投資をしておけば新興国の富も享受できる
この辺りでしょうか。
さらに言えば、中国は、GDPでは既に世界2位の立場にありますが、MSCIとFTSEともに新興国扱いされており、インデックスの30%強を占めます。
韓国は12%(FTSEでは先進国扱い)であり中韓だけで約45%、台湾も含めれば約54%です。
貿易戦争中の中国と色々と落ち目の韓国の2国だけで半分以上を占められています。
新興国株を買っているというのに、なにか腑に落ちません。
それなりに多くの方のブログを拝見させてもらっていますが、新興国株の割合が先進国株より高い方を見た記憶がありません(忘れているだけかもしれませんが)。
私も新興国株には投資していますが、一部です。
自分の資産の多くを預けられるほどは信用してはいません。
新興国はサテライト的な位置づけで積立は続けますが、私の投資方針はあくまで「米国メインの先進国」が主軸です。
この選択が吉と出るか凶と出るか、願わくば私の予想を良い意味で大きく裏切って欲しいものです。
でももし、つみたてNISAが売却しても枠が戻るように改善されたら、即スイッチングするかもしれませんがね!!!
オタッシャデー!


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