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ドーモ。皆=サン。

茸社長です。

 

世に投資信託は多くありますが、昨今アクティブファンドよりも優位だと言われるインデックスファンド、あるいは分散投資の重要性が説かれて、ファンド側が自動でリバランスしてくれる、所謂バランス型ファンドが人気タイプの一つとなっています。

 

好みもありますが、特に投資初心者はこういったバランス型を選ぶ傾向にあるようです。

一昔前はバランス型ファンドのコストは、個別のインデックスファンドよりも総じて高いことが多くありましたが、今ではつみたてNISAiDeCoなどの影響もあるのかファンドの低コスト化が進み、安いものでは信託報酬が0.1%台のものも現れ出しました。

 

そんなバランス型ファンドですが、私が積み立てている投資信託の中にもそれは存在しています。

その一つが「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」です。

バランス型ファンドのなかでは、まぁ比較的初期に設定されたファンドで、2019116日で運用開始10年を迎えた「世界経済インデックスファンド」から派生した亜種です(以降、株式シフト型を混同しないように均等型と呼称します)。

 

周りのファンドが以前に比べて低コストになっているなか、信託報酬0.5%オーバーと相対的に高コストとなっているにも拘わらず、ネット証券会社の買付ランキングでは、常に上位をキープしています。

今回は、そんな「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」について、紹介するとともに、今後のこのファンドとの付き合いについてお話ししましょう。

世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の概要

世界経済インデックスファンドの投資対象は、国内、先進国及び新興国の 公社債及び株式に分散投資をすることでリスクの低減をはかります。

実際の組み入れ資産は、各投資対象の代表的な指数(インデックス)に 連動するように運用します。

各々のベンチマークは以下の通りです。

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基本の資産組入比率は株式
75%:債券25%(均等型は50%50%、債券シフト型は25%75%

地域別の組入比率はGDP(国内総生産)総額の比率によって決定されています。
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現在の資産構成比は以下のように
なっています。

他の全世界に投資するファンドと比較すると新興国の割合が高くなっています。

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組入れ国の上位
10か国はこのようになっています。

やはり米国が多いですね。
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純資産総額の推移

純資産総額はどうなっているでしょうか。

ファンドの純資産総額が少ないと、良いタイミングで銘柄を入れ替えることができなかったり、繰上償還されるリスクが高まる可能性があるので、重要なポイントの1つです。

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世界経済インデックスファンド(株式シフト型)は、まだそれほどの規模ではありませんが着実に資産を増やし、
現在は45億円超となっています(20191025日時点)。

まぁ問題ないでしょうが、ここ最近は流入額が減り、というか流出の方が多い月もあります。少し心配です。

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ちなみに均等型は600億円超です。すごいですねぇ。

信託報酬

長期投資において、最も注意が必要なポイントは「コスト」です。

特によく見られる表面のコストではなく実際に掛かっているコスト(実質コスト)を知らなければ、どれだけ負担しているか分かりません。

世界経済インデックスファンド(株式シフト型)のコストは以下の通りです。

購入手数料    :上限3.0%(税抜、販売会社による)

信託財産留保額:0.1%

信託報酬     0.55%(税抜)

実質コスト    :0.666%

※第6期 運用報告書より

 

低コストのバランスファンドの信託報酬は0.2%以下になっていますので、割高に感じます。

成績

では成績を見ていきます。上のグラフを参考に。

まぁ上がって下がってを繰り返して、少しずつ上昇している感じでしょうか。

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騰落率は設定来で
+39.11%となっており、設定初期から投資をしていた場合、そこそこのリターンを得れたことになります。

世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の競合ファンド

実は「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」の直接の競合ファンドというのはありません。

これが均等型であれば、

・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

・楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

2つが、組入比率株式50% 債券50%と同じなため競合ファンドと言えるでしょう。

大きく違う点は2つあります。

1つはセゾンと楽天・インデックスバランスはファンド・オブ・ファンズ方式で運用されており、投資先は米国バンガード社のETF投資信託となっていること。

もう1つが世界経済インデックスファンドはGDP比率ですが、セゾンと楽天・インデックスバランスは時価総額比率であることです。

 

強いて言うなら、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」が近いです(株式70%:債券30%)。

そういう意味では、結構レアなファンドなのかもしれません。

今後の世界経済インデックスファンド(株式シフト型)とのお付き合い

さて、ここまで世界経済インデックスファンド(株式シフト型)について語ってきましたが、実は私このファンドをこれからも積み立て続けるか、他ファンドに乗り換えるか悩んでいます。

理由は2つ。

1つは、やはり信託報酬の高さでしょう。上述の競合ファンドで言うと、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは同等ですが、楽天・インデックスバランスファンドは0.25%(税抜)です。

表面の信託報酬で比較すると、世界経済インデックスファンド(株式シフト型)よりも0.3%も低コストということになります。

だからと言って、楽天・インデックスバランスファンドに乗り換えるつもりはありませんが。

 

2つ目は、果たして今の私に「債券投資」はそんなに必要あるだろうか?、と思ったからです。

株式と債券では、当然株式の方が期待リターンは高いです。

そのかわり、債券と比較して値動きが激しい、つまりリスクが高くなるという訳です。

そのため、50歳や60歳など、ある程度お年を召した方なら投資の安定度を高めるために債券への投資はアリあかもしれませんが、私は今年で33歳。

まだまだ若い年代です(おじさんと呼ばれる年かもしれませんが、気持ちは若く在りたい)。

例え、株価が大暴落して評価損がとんでもないことになっても、評価損に対する耐性はFXに鍛えられています。

正直200万円、300万円の赤字で狼狽えるほど柔ではありません。

 

ならば投資の方も株式に偏重しても良いはずです。

そう考えると、世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の25%分の債券部分も勿体なく感じます。

株式全振りで良い投資信託はないか、ちょっと調べてみましょうかねぇ。

 

オタッシャデー!

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