ドーモ。皆＝サン。

茸社長です。

もうトラブルが発生し数日経っているので、皆さんご存じの事とは思いますが、先週末の１１月２３日より、「楽天カード」や楽天のスマートフォン決済サービス「楽天ペイ」でシステム障害が発生し、関連アプリも含めて使用できない状態になっていました。

２３日の午前中にトラブルが発生し、その日の夕方ごろには一旦復旧して一時的に決済が可能になったそうですが、２５日にシステムエラーが再発し、数日にわたってズルズル引きずっているようです。

今ではほとんど復旧し、楽天カードや楽天ペイでの決済もでき、アプリも使用可能になっています（１１月２８日７時）。

とはいえ完全復旧はしておらず、e-NAVIの一部機能などは未だに使用不可の状態が続いています。

私が気付いた経緯

実は私、２３日はほとんど家に閉じこもっていたため、当初そのトラブルに気付いていませんでした。

そして日が変わり、午前１時ごろだったでしょうか、近場にあるマクドナルドに出向きました。

「なんでそんな時間にマクドナルド？」、と言う声も聞こえてきますが、まぁ色々あったということで。

ちょうどポテト全サイズ１５０円キャンペーン中だったので、それとホットコーヒーを注文し、期限が近い期間限定楽天ポイントで支払おうと楽天カードをスキャンしてもらうと、なぜかエラー。

「ん？」と思い、店員に聞くと現在（２４日午前１時）、楽天カード関連の決済が不可になっているとのこと。

そう、あまり知られていないかもしれませんが、このシステム障害は２４日深夜にも起こっていたのです！

楽天ポイントカードは読み取られず、楽天カードは決済が出来ず、楽天edyも使用できず、仕方がないので現金で支払いました。本当に久しぶりにマクドナルドで現金を使いました。

キャッシュレスは優しいか？

今回のシステム障害の詳細は、すでにいくつものサイト等で説明されているので割愛しますが、実際のところ、私としてはトラブルの原因などはどうでもよく、その時はさっさと直ってほしいぐらいにしか思いませんでした。

しかし今考えると、これからのキャッシュレス社会において、このようなトラブルが起こるのは非常にヤベェのではないかと思い始めました。

東京オリンピックまで１年を切っているなど、これからも外国人観光者の増加が想定されています。

そういう理由からか、国はとにかくキャッシュレス決済の普及を推進しています。

「○○ペイ」の乱立や増税に伴うポイント還元などの要因もあり、少しずつしかし確実にキャッシュレス決済は広まっているように感じます。

それはクレジットカード決済であり電子マネーでありQRコード決済であり、選択肢は複数ありますが現金要らずの支払い方法が浸透してきています。

そもそもキャッシュレス決済と聞くと、

・ポイントが貯まる

・現金を持ち歩かずに済む（小銭が要らない）

・決済が簡単

などなど、大抵はこんな感じの所謂「良い情報」ばかり耳にするような気がします。

あまりデメリットが書かれているサイトが書籍を、寡聞にして知りません。

今回のトラブルは、そのデメリットの象徴の１つとして捉えられるかもしれません。

すなわちキャッシュレスは、どれだけ普及しても電子機器の異常で無用の長物になってしまう、ということです。

例えば、paypay（ペイペイ）のホームページにはこのようにデメリットが書かれています。

災害時に使えない可能性がある

キャッシュレス決済は、基本的に電気と通信を利用します。

そのため、災害によって停電や通信障害が起きると、決済できなくなる恐れがあるのです。

とくに山奥などでは、固定のWi-Fiの通信障害によってキャッシュレス決済が利用ができなくなるトラブルも起きています。

でもスマホを使ったQRコード決済なら、消費者のスマホの電波さえ通じていれば決済が可能です。

クレジットカードのような固定回線が必要なものよりも、スマホを使ったキャッシュレス決済サービスの方が、災害に強いといえるでしょう。

全くそんなことはなかったですね。

スマホと店舗が電波で繋がっていても、今回のように決済処理をするデータセンターに異常が発生すればキャッシュレス決済は利用不可となってしまいます。

このように現金とは異なり、キャッシュレス決済は特定企業の動向に依存してしまう訳です。

こう考えるとちと恐ろしく感じます。

やはり現金は最後の切り札か

キャッシュレス決済はお得で、問題がなければ便利なものかもしれませんが、それでも現金の融通の利き具合には敵っていません。

さらに使用できる場所もまだまだ限られています。

そもそもある程度都会ならともかく、私の故郷（誰が呼んだか陸の孤島、和歌山県！）では、県庁所在地ならいざ知らず、遠く離れた南の田舎ではほとんどの決済が「現金のみ」です。

ギリギリ、ドラッグストアやコンビニ、チェーン店のスーパーマーケットなどで対応しているぐらいでしょうか。

Twitterでも、海外旅行中に楽天カードが使用できずに焦ったなどのツイートが見られました（本当かどうか知りませんが）。

しばらくは現金天国が続いていくと思われます。

それでもやっぱりキャッシュレス

今回かなり大規模なシステム障害が発生した訳ですが、それでも私は今後も楽天カードや楽天ペイでの支払いを行っていくでしょう。

小銭を１枚１枚数えたりするのも手間ですし、なによりポイントという絶対に無視できない利点があるからです。

各々の企業は、今回のトラブルを教訓としてシステム面の強化を進めてもらいたいものです。

オタッシャデー！

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