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ドーモ。皆
=サン。

茸社長です。

 

さて、ご存知の方も多いでしょうが、三菱UFJ国際投信より、MAXISシリーズとして2本のETFが設定されます。

上場日は、いずれも2020年1月9日の予定となっています。


MAXIS米国株式(S&P500)上場投信

ベンチマーク:S&P500

信託報酬:0.0858(税込み)

競合ETFSPDR S&P500ETF(多分)

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

ベンチマーク:MSCI ACWI

信託報酬:0.0858(税込み)

信託財産留保額:0.1%

ETF多分なし

コメント

それぞれeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のETF版で、同じマザーファンドに投資します。

正直、国内ETFにはあまり興味がないため、私が知らないだけかもしれませんが、久々に国内ETFが話題になった気がします。

国内籍ETFとしては、MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信と同じベンチマーク、同程度の信託報酬のSPDR S&P500ETF(1557)が以前からありましたが、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信については、国内ETF初のMSCI ACWIをベンチマークとする商品となるそうです、知らなかった。

全世界株に投資するETFには、ベンチマークこそ異なりますが、皆大好きバンガード社のバンガード・トータル・ワールド・ストックETFVT)が人気を博しています。

今回、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は信託報酬において、VTの経費率0.09%を下回っています(あくまで表向きの数字では)。

MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信も同様に、ライバルと言っていい競合ETFSPDR S&P500ETFの経費率よりも、わずかながら信託報酬が低くなっています(隠れコストを無視すれば)。

しかも、国内ETF であるMAXISシリーズは、ネット証券界で広がっている手数料無料化の中で、楽天証券とSBI証券では売買手数料無料の対象となっています。

先ほど確認したところ、今回のETF2品種も楽天証券で無料対象になることが発表されていました。

だったらSBI証券でもすぐに無料になるでしょう。

ETFの大きなメリットは投資信託と比較して信託報酬が安いことでしたが、最近のインデックスファンドの超低コスト化により立場が逆転、魅力が激薄していましたが、三菱UFJ国際投信の努力で逆転し直しました。

まぁバンガード社と三菱UFJ国際投信の違いは、バンガードETFは「売れているから安くできる」のに対し、MAXIS ETFは「売るために安くしている」ような気がします。

私の穿ちすぎな考えかもしれませんが、大きく外れてもいないと思います。

兎にも角にも、売買コストを低くできるようになるのは良いことです。

これらETFに未来はあるのか

ないです(食い気味)

いや、本当に厳しんじゃあないかと思っています。

国内ETFには、海外ETFや投資信託と比較したとき、

・信託報酬が安い

・分配金が貰える(タコ足ではない)

・外国税額控除や三重課税問題などを考えなくていい

・円建てで購入できる、

などなどのメリット(強み?)がありますが一方で、

・繰上償還の可能性が高い

・流動性が低い商品が多い

・↑のため、トラッキングエラーが大きい

・税制優遇制度(つみたてNISAiDeCo)に非対応

といったデメリットもあります。

 

まぁ難しい話はさておき、物にも依りますが国内ETFというジャンルはとにかく日本で人気がない商品が多いです。

知名度が低いということも原因かもしれませんが、そもそも投資をしている人の割合が低い訳で、ETFのことを理解している人はさらに少ない。

国内ETFをメインに取引している人は、マイノリティ オブ マイノリティです。

そして数少ない知識の持ち主たちは、海外ETFに手を出したり、つみたてNISAなどを利用して投資信託を購入しています。

どんなに良い商品でも、あえて国内ETFを利用する利点が存在しないのです。

その証拠に、全世界株式ETFはともかく、S&P500に投資する国内ETF(海外株式扱いではあるものの)には、以前からSPDR S&P500ETF(1557)が東証に上場していました。

MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信よりも本当にわずかに経費率(0.0945%)が高いだけで、その中身は世界最大規模のETFであるSPYの東証上場バージョンであり、つまりは超優良商品です。

なのに、日々の出来高の少ないこと少ないこと。

カブドットコム証券(現auカブコム証券)では、フリーETFとして数年前から売買手数料無料で取引できていたにも関わらず、投資家たちには見向きもされていませんでした。

まぁ色々言ってきましたが、実際にはどうなるかは分かりません。

意外と需要があって人気が出る可能性もゼロではありません。

選択肢が増えたことは素直に喜ばしいニュースですが、当分は見に回るべきでしょう。

そもそも私は、ETFにはほとんど手を出していないので、さほど関係のないニュースですが。

 

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