茸社長です。
そういえば完全に忘れていましたが、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019(FOY2019)」の結果が発表されていたんですね。
何気にブログ村のランキングを眺めていて気づきました。
今回の結果、皆様の予想通りだったでしょうか?
私も今回は投票した身、どうなったかは興味があります。
FOY2019の結果
トップ10は以下の通りです。()内は信託報酬(税込)となります。1位 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) (0.1144%)
2位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) (0.0968%)
3位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス (0.1056%)
4位 ニッセイ外国株式インデックスファンド (0.1089%)
5位 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) (0.154%)
6位 楽天・全米株式インデックス・ファンド (0.1617%)
7位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド (0.6094%)
8位 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) (0.484%)
9位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) (0.09%)
10位 SBI・バンガード・S&P500インデックス (0.0938%)
eMAXIS Slimシリーズのワン・ツー・スリーフィニッシュとなりました。
最早中身の説明は不要でしょう。
あ、圧倒的じゃないか。
まぁ、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が1位だったのは予想できた結果です。
超低コストの全世界株式インデックスファンド、純資産額も短期間で100億円を超えました。
来年のFOY2020で2連覇を果たしそうな勢いです。
そういえば去年のFOY2018では、出来たばっかりだったのに3位でした。
全世界株への分散投資と米国株への集中投資はどちらがいいのか、という議論を時折見かけることがありますが、こうしてみると人気は全世界株の方が上なんですねぇ。
それにしても、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)も、なかなかに長寿ですね。
VTは投資信託で十分代替できますし、セゾンVGBファンドなんて信託報酬的に見れば、前時代の遺物にも等しいと言えるのに。
分かる人には分かる良さがあるのでしょう。
あっ、そういえば私もセゾン投信を積み立ててましたね。
記事にしたことがないので忘れていました。
茸社長が投票したファンドは
今回のFOY2019で私が投票したのは、・楽天・全米株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
の2本でした。
結果はご覧のとおり、楽天・全米は6位(昨年は4位)、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は13位(昨年は10位)です。
どちらもFOY2018よりも順位を落としています。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)はともかく、楽天・全米は信託報酬がeMAXIS
Slim米国株式(S&P500)に並べれば、さらなる躍進を期待できると思うのですが……
難しいですかねぇ。
個人的にはモヤモヤ
圧巻の成績を果たしたeMAXIS Slimシリーズですが、個人的にはちょっとモヤモヤです。私もつみたてNISAでeMAXIS Slim新興国株式を積み立てている身、こんなことを言う資格はないかもしれませんし、ブログを見てくださっている方に不愉快な思いをさせてしまうかもしれませんが。
ぶっちゃけ私、あんまりeMAXIS Slimシリーズって好きじゃあないんですよね。
嫌いとまでは言いませんが。
それはeMAXIS Slimシリーズが誕生したころからずっとで、なんでだろう?と一度考えてみた結果、次の2点が原因ではないかという結論に至りました。
①
どこもかしこもeMAXIS Slimシリーズを褒め称える言葉ばかり
②
eMAXISシリーズ(Slimじゃないよ、fatだよ)保有者を切り捨てた過去
この辺りについては、私の悪い意味で天邪鬼な部分が出てしましました。
まず①に関しては、この人たち業者から金貰ってんのか?、と思うぐらいeMAXIS Slimシリーズを持ち上げる記事ばかり目にします。
まぁ実際に素晴らしいファンドたちなので、皆本当のことを言っているだけなのでしょうが、どうもそればっかりで気持ち悪く映ります。
そして②については、もうそのまんまです。
そのままeMAXISシリーズの信託報酬を引き下げればいいものを、「そんな手間暇掛けられるか」と言わんばかりに新しくeMAXIS Slimシリーズを設定しました。
それまでのeMAXISシリーズ保有者を切り捨てた訳ですね。
ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズは、きちんと信託報酬を引き下げ続けて、今も低コスト化の最前線で戦っているというのに。
まぁそれぞれで販売している金融機関の数など、掛かる労力が大きく違うかもしれないので一概には言えませんが、やれば出来たはずの努力を怠り、安易に新しくeMAXIS Slimシリーズを設定しました。
実際、eMAXIS Slimシリーズを発表した当初は、避難殺到でした。
そういった黒歴史があるのにインデックスブロガーの方々はこぞってeMAXIS Slimシリーズを称えます。
いや、悪いのは三菱UFJ国際投信であって、eMAXIS Slimシリーズに罪は無いということでしょうか?
でも三菱UFJ国際投信を悪く言う記事も見た記憶があまり無いし。
こんなこともあって、私は出来るだけeMAXIS Slimシリーズを利用しないようにしています。
正直、こんな感情論で削れるコストを放置するのは馬鹿馬鹿しいとも思いますが、そこは譲れません。
え?eMAXIS Slim新興国株式?
しょうがないよ、他に良いのが無いんだから、ノーカンノーカン。
そういえば一時、eMAXIS SlimとeMAXIS fatの統合がどうのこうのという記事を見たような覚えがあります(ソースは忘れました)。
もし実際にそれを成し遂げたとしたら、「私の手首はサーボモーターで出来ている」と言わんばかりに、手のひらを返しまくると思います。
えぇえぇ、それはもう土下座記事の一つも書かせてもらいますよ。
最後に
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」は非営利で、実際に投資信託に投資している人達が投票しているだけあって、基本入賞ファンドには外れがありません。ぶっちゃけ、入賞しているファンドに欲しい資産クラスがあれば上位から適当に購入していればそれで良いのです。
とはいえ、他人に勧められるがままに購入して、いざ暴落してしまってもそれは自己責任です。
誰にも文句は言えません。
良いファンドばかりですが、購入前には最低限、本当に自分はこれでいいのかを判断できる程度には下調べは必要です。
オタッシャデー!

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