茸社長です。
このファンド、すでに積立はしておらず保有していただけだったので気付きが遅れましたが、信託報酬引き下げについてです。
ニッセイアセットマネジメント株式会社が運用する<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬が引き下げられました。
2020年2月21日より、信託報酬が以下のようになります。
ファンド | 引き下げ前(税抜) | 引き下げ後(税抜) |
ニッセイ外国株式 | 0.0999% | 0.0930% |
引き下げ後の信託報酬は、eMAXIS Slim先進国株式を下回ります。
ニッセイ外国株式の概要
ニッセイ外国株式はMSCIコクサイに連動することを目指しており、日本を除く先進国に分散して株式投資を行う商品となっています。構成は以下の通りです。
先進国株式の資産クラスでは、eMAXIS Slim先進国株式とニッセイ外国株式が2大巨頭となっており、その後をたわら先進国株式が何とか追従していっているイメージが私にはあります。
iDeCoでも通常の取り扱い投資信託でも採用している金融機関が多く順調に純資産総額を増やし続け、現在1700億円を突破しています。
私もかつて、一般NISAで積み立てていました。
数年前、新たな低コストファンドとしてたわらノーロードシリーズやeMAXIS Slimシリーズが設定されても、その流れに乗ることなく、<購入・換金手数料なし>シリーズは常に低コスト化を牽引し続けてきました。
その心意気、どうか誇ってください。
ニッセイAMという稀有な運用会社、我々個人投資家にとっての宝です。
信託報酬、下がったといえば下がったが
とはいえ、近いうちeMAXIS Slim先進国株式が後を追い、信託報酬を引き下げるでしょう。引き下げ幅は段々小さくなってはいるものの、低コスト化競争の激しさはまだ続くかもしれません。
たわら先進国株式はどうかなぁ。
ただ、ここではデータは面倒臭いので載せませんが、実質コスト(推定)は未だたわら先進国株式がトップらしく、アセットマネジメントOneの運用の上手さが際立ちます。
ただ引き下げ後の信託報酬の差は0.001%台のため。数百万円単位で保有していてもコストの差は年間で数十円程にしかなりません。
インデックスファンドを選ぶときはより低コストのものを選ぶのがセオリーだと思っていますが、ここまで来ると然して気にしなくても良くなったのかもしれません。
まぁ勿論、数十円でも安い方が良いのは間違いありませんが。
何はともあれ、個人投資家が確実にリターンをコントロールできるのは、信託報酬を安くする事、それのみです。
これからも低コスト化に関してアンテナを張り続けましょう。
オタッシャデー!
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