茸社長です。
株価下落が続くなか、皆様々な行動を取っているようです。
最早定番と言っていいほどフレーズですが、「狼狽売りをするな」、最近も富に聞く言葉です。
慌てて損失を確定させてしまうと、市場から撤退してしまい相場が回復した時の恩恵に預かれなくなってしまいます。
過去10年でもリーマンショックや東日本大震災で一時的に株価が暴落しましたが、そこで投資を辞めたしまった人はその後のアベノミクスに完全に乗り遅れたことでしょう。
とにかく落ち着いて、本当に慌てなくてはならない状況下を考え、冷静に行動することが肝要です。
今、買い増すべきなのか
では逆に狼狽売りするのではなく、下落したことを利用し、買い増しを行うことはどうなのでしょうか。いわゆる「スポット買いのチャンス」というやつです。
確かに上手く嵌ればバーゲン価格で株なり投資信託を購入することができ、相場が回復した時には大きな利益が得られると思います。
しかし、このようなスポット買いは割とメンタルに負荷が掛かります。
このタイミングでの買いは本当に正しかったのか?
この先、まだまだ下がるんじゃあないか?
誰にもそんな予想を正確にすることはできませんし、安く買えた後は得てして、今度は高く売ることで頭が一杯になります。
そもそも、何処が底なのか分かっていない状態だし、それが分かるのは相場が回復してからになるでしょう。
このように、皆が「買い増し買い増し」と叫んでいるうちは、たいてい本当の底ではないことが多い気がします。
昨日の記事でも出てきたブログ村ランキングの記事を見ても、まだまだ余裕がありそうで、焦りや嘆き、そして何より悲壮感が足りません。
ならきっと、まだ下がるでしょう。
でもやっぱり上がるかもしれません。
つまり全然分かりません。
だから私は考えるのを辞めました。
あぁでも、ほどほどに平均購入単価を下げたいだけならば、ある程度下落したところで買い増すのも悪くないかもしれません。
最大利益を狙い続けるから失敗するのです。
なぜその投資をしているのかを考える
このようなブログを見ている人は、大抵つみたてNISAやiDeCoをメインに資産運用していることと思います。ならば、現在保有している金融商品はどのような目的で購入したのかを、今一度考えてみてください。
まぁ老後資産など、将来の資産形成が一番の目的でしょう。
上記の非課税制度を始め、投資信託の積立投資は長期に亘って継続することで効果を発揮します。
運良く一時的な暴落で価格は安く口数は多く購入できたとしても、長期で見れば恐らくかなり誤差でしかない結果で終わると思います。
なにより、なぜ自分が積立投資を選んだのか、短期のトレードや株価の頻繁なチェックなどの手間を出来るだけ省き、手軽に運用したいからです。
株価が上がろうと下がろうと、評価益が出ても利確せず、評価損が出ても狼狽売りやナンピン買いをせず、相場を気にせず淡々と積立を続けるだけです。
とはいえ個別株に手を出している人は話が別です。
きちんと企業の今後の見通しを分析し、先が無さそうなら適当に損切りも必要かもしれません。
こういうのが面倒だから投資信託がおススメなのです。
オタッシャデー!
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