茸社長です。
回転ずしチェーン「かっぱ寿司」が9月26日限定で行ったキャンペーンが話題になっています。
その内容は「寿司全皿半額」です。
太っ腹ですね、基本皿が通常110円なのが55円に、上ネタ皿330円が165円です。
正直、近所にかっぱ寿司があれば私も行ってみたかったところです。
しかし、やはりというべきか、当日は全国的にとんでもない大行列で数時間待ちがザラ、という尋常ではない混雑になったようです。
受付では10時間待ち、20時間待ちが発生し、あまりの混雑ぶりに店員も疲労困憊なのかネタがシャリから落ちたバラバラの状態で提供されるなど、もはや落ち着いて食事することも難しい戦場と化していたそうです。ネット上では混雑ぶりを表している写真も見られます。
さて、普通なら数時間待ちなどと言われれば諦めて帰ると思いますが、一部の剛の者は8時間待ちを乗り越えて(おそらく開店と同時に行ったのでしょう)店内に通されたものの、注文画面には売り切れのネタが並ぶのみ。

あらかじめ売り切れネタの説明をしなかった店員も悪いですが、こうなることを予想できないものでしょうか?
さらに言えば、ここまで時間を浪費して食べたいものでしょうか、回転ずし。
いくら安いと言っても割に合わんでしょう。
8時間も待って、食べたい寿司も食べられず、売れ残りネタの在庫処理。
なんとも無駄な時間の使い方です。
いっそ家で寝ていた方がマシだったのでは?
時は金なり
「時は金なり」、誰もが一度は聞いたことがあるであろう格言です。
これは時間は貴重であり有効なものであるから、無駄に費やしてはいけないという時間の尊さを教えた言葉です。
語源となった英語では「Time is Money」となりますが、この「Time is Money」、本来の意味は「時間損失は利益の損失」であるとされています。
無駄に使った時間だけでなく、その時間を有効活用していれば稼げていたであろう利益分も損している、的な感じの解釈らしく、教訓としての「時は金なり」とは異なり、経済的な考え方も持つ言葉となっています。
まぁそんな深い意味はさておき、過ぎ去ってしまえば二度と戻ってこない時間はとても大事であるというのは理解できます。
世界的なお金持ちも「時間だけは買えない」と言っています。
時間もお金と同じように、消費できるし浪費できるし、そして投資もできます。
「時間の浪費」を減らし、投資に費やす時間を増やすことでお金を増やすことにも繋がります。
しかし人間、基本的に怠惰な生き物です。
時間に余裕があるとだらだら過ごしてしまい、正に無駄遣いしてしまいます。
お金と同じですね。
給料を貰ったばかりだと懐具合の心配もなく、つい使い過ぎてしまうでしょう。
だからこそ時間にもお金にも「先取り貯蓄」が必要なのです。
時間の先取り貯蓄を
今やスマートフォンなどの普及で、誰でも何処でもインターネットによりゲームや動画を楽しむことができます。
非常に時間を浪費しやすい環境が整備されてしまっているのです。
便利ではあるが時間をついつい時間を使い過ぎてしまう。
なかなか戒めるのが難しい問題ですが、やはり時間を浪費してしまう前にやるべきことをやるのが良いです。
これが難しいのですが。
例えば休みの日、1日のうち午前中あるいは午後一に仕事や資格の勉強、それから自由時間という風に先に時間を有効に使う。
それは「小学生の夏休みの宿題を早めに終わらせて残りは遊び倒す」かの如く、いわば「時間の先取り貯蓄」です。
先に面倒ごとを終わらせておいた方が気持ちも楽になります。
そんなことをすると休みの半日が潰れ、せっかくの休暇を満喫できないという方もいるかもしれませんが、人間なんだかんだで限られた時間を楽しめるようにできています、よっぽど短時間でなければ。
お金もそうです。
給料が入ったら先に一定額を天引きして残りで生活する、よく言われる先取り貯蓄です。
私も実践していますが、よっぽど無理な額を貯蓄に回さない限り、特に不満なく過ごせています。
お金も時間も先取りすることが、将来の経済的な自由に繋がると信じて。

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